偽腹とはなにか?断食(ファスティング)ダイエットをしている人は是非知っておくべき空腹のメカニズムとは。
みなさんは、「偽腹」って聞いたことありますか?
紡子のように、半日断食などをされている方だと、ご存知の方も多いと思いますが、普段の生活の中では、絶対に聞かない言葉ですよね。
この「偽腹」とは、(ぎふく)または(にせばら)と読みます。
偽腹とは、簡単に言うと、本当は空腹ではないのに、お腹が空いていると錯覚することです。
ではなぜ偽腹になってしまうのかというと、食べ過ぎると胃が荒れて、その現象が偽腹としてあらわれると、甲田先生の『奇跡が起こる半日断食』に書いてあります。
たとえば、前の晩に遅い時間に食事をした、あるいは、ふだんは朝食抜きの人がたまたま夜食をとったとしましょう。
夜食をすると翌朝、ふだんよりも空腹感に襲われます。
また、夜食を食べたために、昼にはふだんよりも早くおなかがすいてきます。
いっぱい食べているのに、今度は、食べ過ぎでお腹が空くなんて、これでは食べてる意味がないですよね(T_T)。
「どうりで太るわけだ」とみょうに納得した紡子でした。
実際に紡子も、「朝食抜きの反動からお昼ごはんなのに、夜ご飯の量くらいの昼食をとって、それでもまだお腹が空いている気がして、ちょっとお菓子を食べちゃった」なんてこと、多々ありましたもん(;_;)
他にも、「朝食を抜いたから、ちょっとくらい多めに食べても大丈夫だよね」と夕食の量を増やした翌朝、朝からお腹が空いてきたなんてこともよくあります(反省)
食べ過ぎたり、食生活のみだれから胃腸が荒れていて胃腸の粘膜に傷がついているとき、また血糖値が上がった後、急激に下がる時にも偽腹になりやすいのだそうです。
半日断食をはじめる前までは、断食やダイエットで食事を抜くのは、体に良くないことと紡子自身も思っていたし、今でもそう思っている人はまだまだたくさんいると思います。
食べ過ぎるから、おなかがすく
このことを覚えておくと、半日断食やダイエットをしている時に空腹に負けて何かを食べてしまいそうになっても、ちょっとブレーキをかけることができそうですよね。
「これは本当に空腹なの? それとも偽腹なの?」
と自分に問いかけることで、空腹を我慢できるのかな。
甲田先生の『奇跡が起こる半日断食』によると、半日断食をつづけて、胃が治ってくると、朝食抜きでも、空腹感がなくなるんだそうです。
(たしかに、半日断食を順調に実行していたころは、朝食べず、夜も18時以降は食べないことが自然にできていたし、そこまでお腹がすいてすいてフラフラなんてこともなかった気がします。)
今日の少食が、明日の少食の一歩になるのであれば、今日の空腹をがまんすれば、明日の空腹が少し楽になるということですよね。
「食べ過ぎるから、おなかがすく」
この言葉を、脳に暗記させて、一緒に空腹を乗りきっていきましょう(^o^)