半日断食(プチ断食)で夕食よりも朝食を抜いたほうがいいのはなぜか?
半日断食は、基本的には夕食の後、次の食事まで、18時間位食べ物を食べないことをいいます。
どうして夕食を抜くより、朝食を抜いたほうがいいのでしょうか?
それは、「朝は排泄の時間だからです。」と半日断食の本には書いてあります。
でも、朝は排泄の時間というのはわかったけど、どうして排泄の時間は食べてはいけないの? という疑問がわきますよね。
※まずは胃腸について知っておきたいこと
人間の体には消化器官として、主に胃と、6m位の小腸と、1.5m位の大腸ががあります。
口から入った食べ物は食道をとおり胃へ、早く消化するお米などの炭水化物で約3時間、高脂肪の食べ物だと、長いと7時間位、胃の中に有る場合もあるそうです。
その後、小腸、大腸と移動しながら消化されていくわけですが、
食べたものを消化するのにかかる時間は長いもので1日位かかっているそうなので、
夜食べたモノをすべて消化し切るには次の夜まで時間がかかる場合もあるということです。
この消化にかかる時間をだいたいでもいいので知っておくと、3食しっかり取る、常に何かを食べているという行為がいかに内蔵を酷使しているのかわかりますよね。
紡子はお菓子やクッキー、ケーキなどの間食が大好きなので、私の内臓は半日断食をしなければ、24時間、はたらきっぱなし、休みがまったくない状態だったんですね。
常に何かを食べていると、腸にどんどんモノがたまっていき、腸の中で渋滞がおきてくるという。
- 出すものを先にだしてしまわないと、どんどんつまっていく。
- 朝はモチリンという腸の動きを活発にしてくれるホルモンが分泌されやすい。
(私感)
- 朝食を抜くほうが、夕食を抜くよりも、実行しやすい。
出すものを先にだしてしまわないと、どんどんつまっていく。
夜食べたものが消化しきれていないうちに、食事をしてしまうと、せっかく小腸、大腸が活発に行動しているのに、胃も働かなくてはいけなくなってしまうため、内蔵の働く力が分散されてしまい、排泄に集中できない。
朝はモチリンという腸の動きを活発にしてくれるホルモンが分泌されやすい。
「モチリン」なんて初めて聞くことばです。って方も多いと思います。
モチリンとは1971年にカナダのブラウン博士が発見した腸の働きを促進してくれる消化器官ホルモンのことです。
このモチリンですが、困ったことに、食事をとると分泌が減ってしまうそうなんです。
でも逆に考えれば、食事さえをとらなければ(半日断食を実行していれば)、モチリンの分泌が活性化されて、排泄能力が高まっているっていうことですよね。
最後は私、紡子の私感になりますが、
朝食を抜く方が、夕食を抜くより、実行しやすい。です。
みなさんは、朝食をきちんととる派ですか?、それともなんとなく食べている派ですか?
紡子は小学生くらいまでは、毎朝、おいしく、楽しく、朝食をとっていましたが、中学生の頃から半日断食をはじめた現在までのウン十年間は、
なんとなく、しかたなく、食べろと言われたから、準備してくれたのに食べないのは申し訳ないから、といった理由で、朝食を食べ続けていました。
あまり楽しくない理由で、朝食を食べていたんですね。
しかも、なんとなく食べていた理由をみたら、「別に朝食とらなくても、いいんじゃない」と思ったわけです。
また夕食には、家族だんらん、友人や知人との会話を楽しむ、美味しいものを味わって食べる。などの食べる以外の楽しみもあるので、夕食を抜く方法にしてしまうと、そういった楽しみも減ってしまうことになっちゃいますよね。
まして、紡子のように自分の食事のみならず、家族のためにも夕食を作っている場合は、料理中に味見をするし、好きなものを作っても、おあずけ状態っていうのは、悲しすぎます。
朝食なら、家族バラバラにとることも多いし、何より、時間に追われていて(本当は時間に追われない生活がしたいんですけどね。)、朝食を楽しむ余裕もないので、断食するには、好都合なわけなんです。